ご参加いただき誠に有難うございました。
日時:9月8日(木)B-2 11:50-12:20
会場:真空展2016展示ホール内ワークショップ会場
タイトル:「JT-60SAポートベローズ」
参加費:無料 先着順
会社名:入江工研株式会社
JT-60SAは核融合エネルギーの早期実現のため、国際熱核融合実験炉(ITER)計画と並行して日本と欧州が共同で実現するプロジェクトです。
JT-60SAは高温のプラズマを発生させる丸い真空容器を包むような形で冷却のためのクライオスタットが設置されます。内部のプラズマの計測、冷却等のために真空容器とクライオスタットをつなぐポートが必要となります。地震対策、位置調整などの理由からポートはベローズですが、このポートベローズを入江工研で作成させていただきました。
また、ポートベローズは、低コバルト材の使用が必須となります。ステンレス中のコバルト59が中性子を捕獲しコバルト60になるため放射化してしまう為、低コバルト材という特殊材の物量の確保にも気を使いました。また、溶接ベローズに内圧、外圧の両方かかること、軸直角変位が大きくなるなど技術的な問題をクリアする必要がありました。
皆様には、これらの技術的課題をどのように解決していったか、また製造方法にどのような工夫を行ったのか等ご紹介いたします。